教育理念
人口構造の変化、疾病の変化、経済の変動などの社会変化は保健医療福祉におけるヘルスケアサービスに多大の影響を及ぼしている。限られた資源と厳しい医療環境のもとで、看護管理はあらゆる看護ニーズを持つ人々に対しての変化に重要に対応しながら未来を予測した質の高い組織的看護サービスを提供する重要な役割を担っている。
保健医療福祉の向上と地域社会への貢献を旨とする当センターの看護管理者教育は、組織における中間管理者として役割機能の習得を目指す。さらにリーダーシップとマネジメント能力を開発し、実践的な管理能力を発揮できるよう教育する。
1.社会が求めるヘルスサービスを提供するために看護の理念を掲げ、それを具現化するために必要な組織を構築し、運営していくことのできる能力の拡大を目指す。
2.看護事業を起業し運営するにあたって必要とされる経営管理能力に関する知識・技術・態度の習得を目指す。
募集概要
研修期間: | I期 平成25年9月30日(月)〜10月12日(土) II期 平成25年11月25日(月)〜12月7日(土) III期 平成26年1月14日(火)〜1月25日(金) |
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定員: | 20名 |
応募書類 受付期間: | 7月25日(木)〜8月19日(月) |
教育目標・内容: |
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受講要件: |
日本国の看護師の資格取得後、実務経験が通算5年以上ある者で、下記のいずれかの要件を満たした者
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教育課程
教科目 | ねらい | 時間 | 授業科目 | 講師名 | 所属 |
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保健医療福祉政策論 | 1. 保健医療福祉の政策動向を 理解し、それらが看護管理上に与える影響を考え行動できる。 2. 看護現場の現状を分析・データ化し、職能団体、行政機関等へ提示できる。 |
30 | 1)社会保障の概念 | 依頼中 | |
2)諸外国の保険医療福祉 | |||||
3)保健医療福祉政策 | 伊藤 雅治 | 全国社会保険協会連合会 | |||
4)看護制度・政策 | 太田 真里子 | 日本看護協会看護開発部 | |||
5)制度・政策に影響を 及ぼす看護管理者 | 井部 俊子 | 聖路加看護大学 | |||
6)保健医療福祉政策演習 | 担当教員 | 社会保険看護研修センター | |||
保健医療福祉組織論 | 1. 社会が求めるヘルスケアサービスをアセスメントし、目的の達成を目指した看護の組織化を図るための諸理論を理解できる。 | 30 | 1)保健医療福祉 サービスのマーケティング |
伏見 清秀 | 東京医科歯科大学医学部 |
2)組織デザイン論 人材確保とマネジメント | 長谷川 敏彦 | 日本医科大学 | |||
2)組織デザイン論 組織デザイン | 守屋 文貴 | 株式会社アクリート・ワークス | |||
2)組織デザイン論 療養環境のデザイン | 筧 淳夫 | 工学院大学建築学部 | |||
3)ヘルスケアサービスの創造 概論 | 山田 雅子 | 聖路加看護大学看護実践開発研究センター | |||
3)ヘルスケアサービスの創造 地域から | 秋山 正子 | 白十字訪問看護ステーション | |||
保健医療福祉組織演習 | 担当教員 | 社会保険看護研修センター | |||
経営管理論 | 1. 経営者あるいはその一員として、経営管理の視点に立ったマネジメントが展開できる。 | 60 | 1)医療福祉と経済論 | 髙木 安雄 | 慶應義塾大学 |
2)医療福祉経営 | 近藤 俊之 | NPO法人VHJ機構 | |||
石井 元康 | 宮城社会保険病院・宮城社会保険介護老人保健施設 | ||||
他 | |||||
3)財務管理 | 石井 孝宜 | 石井公認会計士事務所 | |||
4)経営分析 | |||||
5)ヘルスケアサービスの経営と質管理・経済性 | 吉田 二美子 | 株式会社F・Y・T | |||
担当教員 | 社会保険看護研修センター | ||||
6)看護経営の今後のあり方 | 鶴田 惠子 | 日本赤十字看護大学 | |||
担当教員 | 社会保険看護研修センター | ||||
7)労務管理 | 浅見 浩 | 浅見社会保険労務士事務所 | |||
8)人材フローのマネジメント | 野中 時代 | 名鉄病院 | |||
9)危機管理① | 依頼中 | ||||
9)危機管理② | 横内 昭光 | 慈恵大学 | |||
看護経営者論 | 1. トップマネジャーが備える要件について理解し、行動できる。 | 45 | 1)経営者論 | 依頼中 | |
2)管理者の倫理的 意思決定① | 南 由起子 | 全国社会保険協会連合会 | |||
2)管理者の倫理的 意思決定② | 依頼中 | ||||
3)看護事業の開発と起業 | 川添 高志 | ケアプロ株式会社 | |||
3)看護事業の開発と 起業演習 | 担当教員 | 社会保険看護研修センター | |||
4)実習 | |||||
統合演習 | 1. 教科目で学習した内容を統合、活用し、看護管理の実践の向上をめざす。 | 15 | 1)統合演習 | 外部アドバイザー | |
合計 | 180 |
研修費用
注:研修費用は平成25年度実績。平成26年度は変更となる場合がございます。
項目 | 内訳 | 金額 |
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授業料 | (1)授業料 | 150,000 円 |
(2)教材費 | 10,000 円 | |
審査料 | (3)科目審査料(修了証発行含む) | 25,000 円 |

